問題なのはどこか
日雇い派遣 グットウィル7/31付けで廃業へ
サエが気合いの入ったエントリを書いてたので、久々に動きの鈍い脳みそを働かせてみた。
派遣とかそのへんの話しは、個人的にはあんまり興味がなかったからリンク先を読んだだけだけど、日雇い派遣で派遣されてくる人材の実態としてはどうなんだろう。
安定雇用とワーキングプアっていう2つのポイントがあるみたいだけど、どちらの場合も教育不足・訓練不足が問題の根幹じゃないかな?
日雇い派遣の廃止というのは場当たり的な対応で、何の解決にもならないか、むしろ状況を悪化させる結果になると思う。だからといって、廃止せずに現状維持がいいというわけでもなく、日本全体の教育レベルの低さこそが問題なんだと思う。
使う側のイメージ的には、日雇い派遣とか不安すぎて使う気にならない。もちろん専門スキル前提でならある程度別とはいえ、専門スキルといってもピンキリだから、使う側としてはリスキーすぎる面がある。
日雇いではない普通の派遣の中には、正社員ほどの責任を負いたくない、仕事時間を自分でコントロールしたい等の理由で、正社員にならずに派遣のまま仕事をしているような人も多い。このような人たちは、ある一定の仕事内容についてのスペシャリストで、能力もあり人間的にもできている人も少なからずいる。それに対し日雇い派遣には、できるひとはどのくらいいるのだろうか。そもそも能力があって、安い賃金で働く人間というのはごくまれであり、能力があればそのうちどこかの企業に正規採用されているはずだ。
ちなみに去年と今年と撮影する行事が重なってどうしても手が足りなくて、外部から初見のカメラマンを頼んだ事が数回あったけど、そのどれもがこっちの要求するレベルに達してなかった。フリーカメラマンのみが登録する所でその状態だからね。
そのうちの一人なんかは、最低限の機材(カメラと三脚と光量の小さいストロボのみ)しか持ってなくて、こっちの機材を貸しだしたうえに撮影前に詳細に指示したにもかかわらず、撮影後のデータを見てみたら素人並みの写真で、その後のフォローがほんと大変だった。
カメラマンに特化した所を使ってこの状態だから、やる気のない人間の日雇い派遣は推して知るべしってとこだろうな。特に自営の場合は信用とクオリティが命綱だから、いくら人が足りないからといってほえほえした人間を使うのは危険きわまりない。
コストを削減目的の企業だって、そんな人間には単純作業しかやらせられないだろうし、手元にに任せられるような単純作業がなければ二重派遣(が例え違法だろうとも)したくなるのも分からないでもない。まあ、これは使う側の話しだけどね。
だから、派遣会社がやるべき事というのは、派遣をする人材を育てる事、そして育てた上で人材のスキルレベルを保証する事で、派遣会社としての格も保証することが必要なんじゃないかと思う。日雇い派遣業なんて、いってみりゃ人材の横流しでしょ。求人の代行窓口的な事しかしてないなら、あってもなくても大して変わりはないと思う。
ワーキングプアという点では、地方企業の正規社員は驚くほど給料が低いという方にフォーカスを当てるべきじゃないかと思う。というのも、やる気のない日雇い派遣の収入が低いのは当然だから。収入を上げたいのならば、サエが頑張ってるように、なにがしかのスキルを身につける努力が必要だし、そうあるべきだ。
そうはいっても、博多にいる他ゲームの友達の話だと、あちらの方では平社員で14,5万ぐらいの給料はごく普通という話しだった。もちろん首都圏と比べて住居費等が安いというのもあるが、それにしても安すぎる。
何でこんな状況になってるかと前々から思っていた事だけど、日本人て外国語の語学力がないせいで、日本ていう狭いパイの中にひしめき合って、お互いの尻尾を食い合うウロボロス状態なんじゃないか、市場が狭すぎるんじゃないかと。
たとえば、日本企業は狭い日本の中だけで競争し合ってるから、世界のデファクトスタンダードが定まる前に、日本独自の規格が勝手に発展しがちだ。わかりやすい例で言うと、NHKのアナログハイビジョン(廃止になって世界標準のデジタルハイビジョンに代わった)、携帯電話の日本独自規格などなど。
こういった狭いパイの中での活動は、スケールメリットを生かしづらいために販売価格が高止まりし、結果売り上げが伸びない。そのためコストに跳ね返ってくる人件費は、競争力の低下を防ぐために低いままに押さえられる。しかし、インフレはマシな時でも常にじわじわ進行するため、物価に対しての給与レベルが伸び悩み、ワーキングプアに拍車がかかる。といった構図ではないか。
これを解決するには、海外進出をしてパイを広げるしかない。
となると、日本人のウィークポイントの一つである語学レベルをなんとかする必要がある。少なくとも、世界の公用語の英語をなんとかしないといけない。
いまの使えない英語教育を見直して、日本の中での第二言語として気軽に英語が使えるような日本人が大量に出るようになってくれば、ビジネス的には日本という狭いパイの中だけでもがく必要も薄れる。
言語学的には、日本の英語教育はすでに否定されている古くさい教育方法だという事を読んだ事がある。
日本語というのは世界の様々な言語と比べても特に異質な言語で、文法しかり発音しかりで他の外国人から見ると特に習得が難しい言語の一つらしい。
逆も真なりで、10年間も英語教育を受けていながら実際に英語が喋れない日本人が大半なのは、教育方法が間違っているからだといえる。実際、英会話スクールの外国人教師に言わせると、こんな英会話スクールにどれだけ通っても、喋れるようにはならないということだった。
日本のように人材資源で保ってる国では、教育は国力の柱だ。にもかかわらず、現状のように徐々に国力を衰退させているのは、30年以上前から現在に至る教育方針が間違っているためだ。
ワーキングプア、ニートをはじめとする雇用問題の他にも、食品偽装、役人の無責任な行動、その他の不正や殺傷がらみの殺伐とした現状、これら社会のひずみは人間育成に失敗し続けている結果だ。
ほころびが見えるたびにつぎはぎを当ててその場しのぎをしていても埒があかない。
まず、真っ先に教育を見直す。これまでの教育では倫理なども軽視されてきたが、日本人は総体として宗教を持たない(外国では宗教が倫理規範になる)ため、倫理教育は絶対に必須だ。だから、倫理を含めた教育改革をまずやる。20年後にはしっかり教育ができている、高いモチベーションを持った人間が排出されるように手を打つ。その上で各論に対応しなければ、つぎはぎを当てるたびにこの国はさらに意図しない方向へ歪んでいく。
俺はそう思う。
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投稿日時
2008 年 7月 5 日 - 04:40 カテゴリ: 雑記.
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Sae 2008 年 7月 6 日 - 01:58
“日雇い派遣業なんて、いってみりゃ人材の横流しでしょ。”
こう言われてしまうと自分の仕事って・・・って思ってしまう所ダケド
他の会社は知らない。
うちの会社はそれだけじゃないって思って頑張ってる(^ー^*)
でも、まぁ・・・アタシは現在ただの拠点事務~w
スタッフのキャスティングもマッチングもしない。
社内外の書類作成と拠点の財務とコンプラがお仕事。
時々趣味で既存営業とスタッフのケアしてマス❤
6月から正規雇用にナリマシタ。
この業界に入ってまだ半年。
勉強する事が多くて楽しいヨ♪