ひゃっほう!
久しぶりのエントリがこれだぜ。
ってことで、あれですよ。4月中旬発売予定の、セーラーのペンクリニックで有名な川口先生が企画した、プロフェッショナルギア・マイカルタが日本橋丸善の世界の万年筆展で先行発売をすると聞いて飛んでいったし。
今日4月4日は、その川口先生がペン先を直接調整して販売してくれる日でした。
それは仕事終わった途端に丸善向かうしかないでしょう。
16時頃に到着して暇そうにしてる川口先生を横目に、カウンターの方にマイカルタの試筆をお願いしたら、川口先生の前の椅子に案内された。
っちょ。まって、まだ心の準備がww
ひとまず、よろしくお願いしますと挨拶をすると、満面の笑みで川口先生がふところからペンシースを取り出し、筆記角度に合わせて調整するからまずはこれで書いてみてとご自身のマイカルタを差し出された。
自分のマイカルタだから、マイマイカルタか?
そんなことはどうでもいい。
などと考えながらペンを受け取り、いつもの試筆文字を書いた。
えええーーーー。なにこのヌルヌル感。うおっ。と思わず声が出た。
というのも、字幅は明らかにFだったから。Fでこの滑らかさは一体なんなんだ。
思わず「Fですよねこれ?」と確認すると、ニヤッと笑って「いいでしょ」とw
そこから川口先生喋る喋る。お客さんが途切れてしばらく暇だったのではあるまいか。
マイカルタはナイフの柄に使われてる素材なんだよ。ナイフ握って手が滑ると大変でしょ?っていう話から始まって、プロフィットのマイカルタの時の話で、発売から3年後にもう一本欲しいと問い合わせがきた事を引き合いに使い込めばどれだけ手に馴染むか、マイカルタの素材特性なんかも話をされていた。
川口先生、目がキラキラしすぎですw
今回、丸善用に500本納入してその大半は東京にあるらしいんだけど、日本橋丸善の分は世界の万年筆展4日目にして、もうほとんど売れてしまったというお話しだった。
実際EFは売り切れていた。地方の丸善にはほとんど回らないんじゃないかなとおっしゃってました。
セーラーの工場の方にももうないようで、すでに一般販売店向けに出荷された分で終わりの流通在庫のみという状況のようです。
丸善の日本橋店の方には、FとMはまだ少しある模様。
なので、狙っている人は早めに予約をするなり、確保するなりした方がいいかと思います。
さて、川口先生のFを試筆させてもらって、しばらく雑談などをしたあと、他の字幅について質問されたので、FとEFを比較してみて検討しようかと思ってるんです。と伝えたらEFは売り切れ。元々EFの弾数は少ないらしい。このマイカルタのベストの字幅はFだといいつつ、試筆トレーにあった別のマイカルタを取り、サンドペーパーとラッピングフィルムでささっと調整を始めた。
EFとFの中間ぐらいにしたから書いてみてと渡されたので、また書いてみる。
ん?ちょっとざらつくかな?
試筆してるときの感嘆のテンションが下がったのがわかったのか、川口先生がペン先ちょっと引っかかる?と言ってくれたので、少しだけですけどざらついた感じですね。というと、川口先生はのけぞって、最初にいい調整したの使うとやっぱわかっちゃうんだなーと笑ってましたw
川口先生はまたペンを受け取って、今度は入念に再調整。
名誉挽回のつもりなのか「本当はメーカーの人間がこんな事言っちゃいけないんだろうけど」と、試筆をするときにペン先の善し悪しを見分ける方法というのを教えてくれました。
それは、ガラスの上に試筆紙を1枚だけ置くだけ。
「絶対に自信がないと、こんなことはできません」と言いながら、ガラスの上に試筆紙を一枚だけ取って置いて、どうぞと渡されたEFとFの中間の太さのマイカルタを書いてみると、先ほどのマイマイカルタには及ばないものの、はるかに軽快な書き心地ににんまり。
下に紙の束の弾力がないにもかかわらず、滑るような書き心地。うーん。素晴らしい。
いや、実に素晴らしい。
これ、いま買わないと絶対あとで後悔しますよねー。と水を向けると、絶対後悔すると力強く断言されましたw
というわけで現品をお買い上げ(∩´∀`)∩
定価購入だったけど、その価値は十分ありました。うん。
おまけとしてセーラーと丸善のメモと方眼紙をつけてくれました。
プロフィットクラブの入会申込書はもちろんついてきてた。
恒例の手書き晒し。
5mm方眼にも十分な細さ。
他のお店でも、EFが欲しかったのにEFが売り切れだった場合、とりあえずFを買っておいて、ペンクリで川口先生が来る時に持ち込めば、たぶん細めにしてくれるはずです。
元々マイカルタは全部のペン先を川口先生が調整してから販売してるそうなので、サポートも私がきっちりやりますよとおっしゃってました。心強いですね~。
一生ものの一本が欲しい方にもおすすめです(´∀`)
そういえば肝心の軸のレビューをしていなかった。アップロード前に気付いて良かったw
表面の感触については、仕事上がりで指先乾燥してたんですが、ツルツルするって感じではないです。表面のテクスチャはカーボン調ですが、持つと表面が指先に吸い付いてくる感じですね。表面の白い繊維は、使ってるうちに指先の油を吸収して黒化し、最終的に軸は鏡面のようになるそうです。
プロギア・マイカルタは、カタログスペックで31gという重量なんですが、重くないんです。これが。
絶妙な軸バランスで、手と同一化するというイメージでしょうか。
ペリカンのM800は29gで、手元にずっしりくる重みで安定させて、自重だけで書くといったイメージですが、マイカルタはそれよりも重いはずなのに重さを感じないので、手を動かすと一体化してペン先がついてくるという感じです。
そうそう。これは胴軸のこのあたりを持って書いた時の感想です。
マイマイカルタを借りて一発目の試筆をしたとき、それを観察していた川口先生がいいねーと口走ってました。たぶん持つ位置が褒められたんじゃないかと一人で夢想してます
(追記:あとからふと思ったんだけど、いいねーってペンをひねらずに書いていたからなんじゃないかと思い至った。視線に鉛直にニブのフェイスを構えると、左にひねった状態になるんだよね。つまり普通に書く時の手と頭のポジションから見て、ニブ表面がまっすぐに見えるように構えると、紙面とペン先の関係は、実はペン先が左にひねられている状態といえばいいのかな。大事なのは紙面とペン先の位置関係なわけだから、紙面に対してペン先を平行に構えると、右利きの場合上の写真のように頭の位置からはニブの表面は右にひねっているように見えるのが正しいポジションなんだと思う)
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元気?
超久々。
下の息子が、11歳、6年生になったよ
なお、息子はモンハン3でネットワークなゲームも
やってますが、子ども力でパワー全開です。
また、私はデジ1の初心使者になりました。
ところで、セーラー万年筆、綺麗な書き味だね。
ぬお。久しぶり!元気だった?車の趣味もまだ続いてるんかな
そうかもう6年生か。米研ぎながら遊んでたあの子がねぇ。早いなー
旦那さんも元気にやってる?
デジカメで何か質問あったら、メアドは変わってないから送ってね。もしくは上のコンタクトからでも届くし。
万年筆は知らない間に50本以上に増えてるよ。おっかしーなw
いや、多分米砥ぎながら遊んでたほうは、JK
(ジョシコーセー)だよ、息子は見たっけ?
JKはいつまでも、パパの心をつかんで放さない
ので、彼氏ができたら呪うかも(笑)
現実を知ってろりこんは、卒業してると
思うけど。
妹さん嫁いった?
っていうか、本人については恐くて聞けない
このキーボード・・。
50本買ってるようぢゃ、押して知るべし
だけどね(笑)車は昔と同じく好きですが、
なんと、夫が車とバイクの免許を1年前に
取得。40にして目覚め?狂い咲き?
むむむ。もうJKか。息子さんは見てないと思う。MLで喧嘩あったあと以来だからね。懐かしいのう。
> 50本買ってるようぢゃ、押して知るべしだけどね(笑)
相変わらず鋭いw
基本的にその気がないのが半分、いい相手がいないのが半分だね。頭がいい人がいい。
妹は男の気配すらない。最近おしゃれには気を使ってるようだから、そろそろできてもおかしくないんだけどね。
免許収得はビックリだなー。あの人がねぇ。でもいいことだ。
ところで、コメントで近況ダダ漏れにするのはどうかと思うがどうよw
続きはツイッターで!的な
疾風師
お久しぶりですぅ~
メール有難うございました。なんとっ昨日見ました;
仕事が忙しくてゆっくりPCに向かう時間が無い状態です。
昨日は、あまりに会議がくだらなくて 犬達の遠吠えを聞きながら久々にメールあけたら・・・
すぐお返事しようと思ったのですが、自分のドメインのメールのPWが分らず(転送しているので読むことは出来たのですが)・・・
Twitterは未経験で全然わっかりません。
教えて頂いたトコで少し勉強してみますね。
そのうち乱入できると良いのですが。
今もごちゃごちゃ話しかけられて、すっげぇうっせーのですが、
「昼休みですけど何か?」オーラで切り抜けてます。
ひとまず、御礼まで^^
うお。こっちに返ってきたw
お久しぶりでーす。忙しそうですね(;´Д`)
お元気そうでなによりです。
日々ストレスも溜まるでしょうけど、がんばっていきましょい
ついったは、まあ手が空いたらでw
携帯メインで使ってる人もいますよ。私は携帯打つのが遅いので、ほとんど使いませんがw
http://www.movatwi.jp/