(SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(10/47)

1-6.値段を下げても、売れないものは売れない

私が散歩がてら日本のSIMにあるお店を覗いていつも思うのは、この山のようにある低価格商品たちは、なんで売りに出ているんだろう?
ということです。

安売りしている人の三つの間違いは、次のような感じでしょうか。
まず第一に、値段の相場を知らない。
第二に、自分の商品に自信がない。
第三に、安くすれば売れるかも?と思っている。

それぞれ詳しく書いてみましょうか。

-安売りの間違い「相場を知らない」

相場を知らないというのは、SLの日本語圏という小さい範囲の話をしているわけではありません。
全SLでの適正相場というのを知らないということです。
競合製品をきちんと見て回っていれば、どのぐらいのレベルの物が、どのくらいの値段で出ているのかぐらいわかるはずです。
相場を知らないというのは店を開く以前の問題で、本当にショップをやる気があるのか?と問いたくなります。
自分の専門とする商品の、世界的な相場は把握していて当然です。
もし把握していないようなら、今すぐクライアントを起動して検索で世界中を回ってください。

-安売りの間違い「自分の商品に自信がない」

「クオリティはそこそこだから、ちょっと安くして売るか~」
なんて思ってませんか?
クオリティに自信がないのなら、なぜそこを修正してからリリースしないんですか?
ちゃんとしたものでなければ、安くしたって売れません。いまではただでさえハイクオリティのものが当然のように出回っているんです。
自分が自信がないものを、お客さんに買わせようとする姿勢自体が間違っています。お客さんを馬鹿にしてると言ってもいいでしょう。売れるお店になろうというのであれば、この点の意識から変えて下さい。

また、海外では一般的に、いい商品(だと制作者が思っている)ほど高値がつく傾向があります。
ということは、安い商品というのは、海外の人から見れば「作者が自信がない」商品=低品質商品とみなされてしまう*1ということです。
したがって、安くすれば売れるかというと、安ければ低品質商品と見なされがちなため、安くすればするほど売れなくなります。皮肉ですね。

RLでは、低品質でも凄く安ければ売れます。RLでは消費したり壊れて使えなくなったりするからです。100円ショップ*2が流行るのはこのせいですね。
しかし、SLは趣味の世界ですし、物も壊れることはないので、低品質と見なされた作品は無料でも引き取り手がいません。仮に引き取ってくれたとしても、すぐゴミ箱行きが関の山です。
だから、いくら安くしても無駄なのです。

-安売りの間違い「安くすれば売れるかも?」と思っている

日本SLの中で小さく縮こまっているから、自分の周りだけを見て、周りよりもちょこっと売れたいというためだけで安くする。あなたの値付け基準は、こんな感じじゃないでしょうか?
安くしたって売れないものは売れないんです。なぜなら、誰もあなたの商品のことを知らないからです。知名度の高いショップが期間限定で安売りをするというのならまだしも、安売り自体が人を呼ぶわけではありません。人がいるから安売りの効果が出るのです。

-まとめ

3時間で作ったL$10の作品と、1ヶ月練りに練って作ったL$500の作品では、間違いなく後者の方が売れます。
お手軽に作った物を安売りした所で、消費者を馬鹿にしてるうちは売れません。
使ってくれる人に敬意を払い、どうやって作れば使いやすくなるのか、どこを改良すれば喜んでもらえるのか、そういった意識がなければ話になりません。
そういう意識がない人は、お店やさんごっこをやっているに過ぎません。

あなたも、こうつぶやいた事があると思います。
「こんなの使わないから、タダでもいらないよ」
ですが、あなたが商品をリリースした時はどうですか?
「そこそこ売れればいいから、品質もそこそこでいいか」
言ってる事とやってること違いますよね?

安くても、使わないもの=低品質なものは売れません。
少々高くても、使えるもの≒高品質なものは売れます。
それが、物が壊れないSecondLifeでの消費心理というものです。

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関連記事:

  1. だからといって高ければいいというわけでもないんですが、この項は安売りの弊害について書いてるので詳しくは省略します。 []
  2. RLでもちょっと高くてもいい物を買った方が、長い目で見れば得なんですが、それはまた別の話になりますので割愛 []

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投稿日時 2009 年 4月 23 日 - 12:00 カテゴリ: SLショップ講座. コメントはこのRSSで購読できます RSS 2.0
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“(SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(10/47)”へのコメント 1 件

疾風 2009 年 4月 22 日 - 03:12

:::::Gonbeさんの場合:::::

**** ご参考まで ****

良く有るお話で、「俺は自分が作ったもので、多くの人が楽しんでくれるならば、それで満足だから、買いやすい値段で販売したいんだ。。。」と言う事を聞きます。
「だったらフリーであげれば良いじゃん。俺は本当に欲しいと思ってくれる人に使って欲しいから、フリーでは配らないし、安くも売らない。一般的な市場価格を参考に、常に妥当な値付けをして、それでも欲しいと買ってくれる物を造りたいからね。」とGonbeは答えます。

一概に安売りが悪いとは思いません。
そのクリエーターによって考え方は違いますから。
でもハッキリ言って、安く売っている人達の多くは、「自分の商品に自信が無い」、「自己満足レベルで製作し、顧客の事を真に考えて取り組んでいない」と言う傾向が見られます。
作者が自分で使う場合は、その商品仕様を熟知しているのですから、自己満足のレベルはできるものです。
しかし、購入者は始めてみるものだし、使い方も十分に理解できていないものです。だから作者が想定していなかったような使い方もします。
商品とは「使う人の立場で、十分な配慮がされている物」を言います。
それが出来ていないものは商品とは呼べませんし、正直言って「お金を取ってはいけません。」

要は安く売っている人達の多くは、このようなレベルの物も多いと言う事です。
だったら、安くても本来はお金を取ってはいけないのです。
仲間内へプレゼントして遊ぶ程度にすべきでしょう。
0L$でも販売行為しているなら同じ事です。

逆に、「自分は十分にお客様の事も考えて物造りに取り組んでいる。」と自信があるならば、妥当な市場価格で販売すべきと思います。
その中で、自分の商品がどこまで市場で認められ、売れるものなのかを実感する事は、よりよい商品作りのためにも必要なことと思います。

「SLはゲームだから・・・」なんてのは言い訳です。ゲーム内でも販売と言う行為をする以上、プロとしての自覚を持って取り組んで欲しいとGonbeは思います。

とは言っても、RLでの商売ほどのシビアさは有りませんので、チャレンジして駄目だったら、素直に「ゴメンなさい」と誤れば許してくれる世界です。

まずはSL内を広く回ってみて、自分が作ろうとしている物の、現在の市場動向を見て回ることだと思います。
そして、自分が作れるものが、世の中で商品として通用するレベルの物なのかを見極めることだと思います。
本格的に販売行為に入るのは、それからの方が良いでしょう。
そして、一旦始めたら、「誰にも負けない」と言う自負を持って、(=責任を負って)取り組みましょう。

***********************

*** ご参考まで ***

自分の商品を幾らで売るか?
値付けの問題は、誰でもけっこう悩む問題だと思います。
Gonbeも未だに新作を出すたびに悩んでます。^^;

ただ経験から言うと、本当に「売れている商品」と言うのは、あまり値段は関係無いと言うことです。
値下げしたら売れるか?と言うと、多分余り変わらないと思います。

勿論1万L$とか言う場合は別です。
そんな金額の買い物できる人なんて、極稀にしか居ないのですから。

一般的に見て、1000L$を越えるものは、相当な価値が見出せない限りは購入しません。
これは500L$を越えたあたりから共通して言える事です。

だからGonbeは価格帯を幾つかに分けて考えています。

フリー:0L$か1L$
低価格品:10L$~50L$まで
普及品:100L$~300L$まで
高額品:500L$以上

間の隙間がありますが、300L$と350L$や380L$なんてのは、雰囲気的なもので、300L$だと自分自身が安いな~と感じたら380L$とかにしてます。
300L$と400L$に関しても同様で、類型品の場合片方が300L$で、もう一つがやや凝っていると思えば400L$にしたりもしてます。
或いは基本形の物が300L$で付随品等が付いている物は350L$にし、追加機能を付加してあるなら400L$とかにしています。

どちらにしろ、最初の段階で、この商品の価格レンジは、50L$レンジか、100L$~300L$レンジか、500L$以上のレンジか?と言う事を考えて値段は決めています。

どのレンジに当てはめるかは、その商品を作る手間と類型商品の市場価格を参考に決めています。

で、話を元に戻して、値段で売れ行きが大きく変わるかと言う問題ですが、仮に今500L$で売っている商品を、300L$に下げても売れる数はほどんと変わりません。
では、10L$に下げたらどうでしょうか?
これまた余り変わらないと思っています。

要は安くても必要が無い物は買わないからです。
本当に必用な物であるならば、1000L$でも買うと思います。

唯一変化が顕著に見える価格帯は、L$0,L$1のフリー価格です。
これは劇的に出る数は増えると思います。
でもね、それで出たとしても、多分Inventoryの中で眠っていて、使われる事無く何時しかゴミ箱に棄てられるでしょう。

そう考えれば、10L$でも1000L$でも売れる物は売れるし、売れないものは売れないのだと思ってます。

まあ、経験上から言うと、50L$までの物は比較的安易に購入してくれる人が多いと思います。
どうしても数が売りたいのであれば、50L$レベルまでに抑えると出易いです。
それを越えると、あまり関係無くなると思います。

もう一つ、50L$とかをメイン商品にしていると、安売りの店と言うレッテルが貼られます。
そのお店で、非常に良い物を作って、いきなり500L$とか1000L$とかで販売しても、逆にメチャクチャ高く見えて、買う人が居ないと思います。

最初から平均価格が500L$位のお店であれば、1000L$の商品を追加しても、それほど高いとは思わず、むしろ高機能で良い商品として評価されやすいです。
お店を経営するならば、そのような事まで考えて商品構成も決めないと、一旦定着したイメージを払拭するのは難しいものです。

******************

*** ご参考まで ***

どんな商品でも言える事ですが、設置型の景観オブジェクトやペット類に関しては特に強く言えることが有ります。

「SL内の人が入れ替わらないと、売れなくなってしまう」と言う事です。
ファッション系、装着系その他でも言えるとは思いますが、設置型では特に言えます。

別に人口は増えなくても良いのです。
今まで土地を一杯持って、魚を一杯泳がせていた人がSLを止め、変わりに今まで土地を持っていない人達が、その土地を購入して、また自分達の庭造りに取り組んでくれるなら、それが一番売るほうとしてはありがたいのです。

今の日本人は、ほどんと新陳代謝が無い状態に入っていると思います。
下手したら、みんな日本人は顔見知り状態かも知れません。
そんな変梃りんな世界ですから、最初の話の「日本人対象の商売は成立しない」と言うのは当然なんですね。
知り合いにばかり販売をお願いしているようなものになってしまいますから。^^;

世界的にもだいぶ停滞していましたが、最近は抜ける人は抜けて、その後に入ってきた人達が、本格的に定着して活動を開始した感じがします。
欧米系、ブラジル系の新しい人達が目立ち始めています。

こう言う感じで、ドンドン入れ替わってくれれば、コンスタントな売上が維持できるので、ありがたいと思います。

もう爆発的に人口が増えると言う事は無いと思うので、できれば毎年3分の1くらいが入れ替わってくれると嬉しいですね。^^

*************

Gonbe Shan
SecondLife店舗:Aquashop Gonbe

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