(SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(15/47)
-友達に新作をあげて宣伝を頼む?とんでもない!
クチコミが有効ってか。よし、それじゃ友達に新作をあげる代わりに宣伝してもらおう!
っていう人いませんか?
友達なくしますよ・・・?
友達を使うなんてとんでもない事です。
よく考えてみましょう。
クチコミっていうのは、そもそも作品がよくなければ広がっていかないですよね?
逆に言うと、いい作品でありさえすれば、頼まなくたって勝手に広まっていくんです。
では、頼まなければ宣伝してもらえないのは何故ですか?
そうです。
商品のクオリティが足りないんです。
さらに言えば、「紹介する」という行為は、紹介者が自分のセンスと信頼を担保にして、他の人に紹介してくれるというのはわかりますよね?
例えばあなたが、これいいよーと教えてもらった物を買ってみて「うーん・・・いまいちだなぁ」という感想を持ったとしましょう。
紹介された物がたいした物でなかった場合、そこから先のクチコミは発生しません。また、紹介者のセンスを疑う事にも繋がります。「こんなものがいいものだって、一体どういうセンスしてるんだろう?」というわけです。
クチコミが自然発生しないからといって、友達に宣伝を頼むということは、あなたが「友達のセンスへの信頼」を濫用しかかっているということです。
つまり、クチコミが自然発生しないということは、商品のクオリティが低いという事です。
そして、その商品を「これあげるから宣伝してね」と友達に渡すのは、「あなたの友達が持つ周りからの信頼」を商品の対価として要求しているのと同じということです。
ということは、です。
その友達が持つ信頼を、勝手に喰いものにするんですよ。
とんでもない事ですよね?
仮に友達に宣伝を頼んで、その友達が忠実に宣伝してくれたとしましょう。
でも、商品クオリティが低ければ、そこから先には広がりません。
なぜなら、情報の島という壁があるからです。
情報の島というのは私が勝手に命名した概念で
≫ (SL)一息で吸い込む事のできないもう一つの世界
こちらから引用すると
というわけで、誰しもが自分のカフェやクラブを持ちたがり、店員を集め、希薄な密度の人口を手の届く範囲内で他店と奪い合う。
そうすると、そこかしこに小さな情報のコロニーが点在するようになるんだよね。陸の孤島というか。
その中の構成員の内輪で完結する小さな情報系がいっぱいあって、そういう情報溜まりを渡り歩く人によって情報が細々と伝達されていくと。
(snip)
結局のところ、自分の知り合いのblogのみをよく行き来するだけ。ここでまた情報の島ができてるわけだ。で、ごく稀に検索で新しいところに飛んで、そこでやっと新しい情報が伝達される。
もしくは、コメントやトラックバックのリンクをたどっていくと、そのうち数人~数十人の人の輪の中でグルグル回ってるのに気がつくんだけど、ごく稀にある情報の島から外に飛び出すリンク(俺は勝手にコレを情報のネクサスポイントと命名しているw)を見つける。
こういうイメージの概念*1です。
クチコミというのは、一つの情報の島に留まらず、島と島の間で次々と伝達されて拡散していきます。
この拡散過程で決定的に大事なのが、商品のクオリティです。
ですから「宣伝してね」と頼まないと宣伝してもらえないような商品は、せいぜい情報の島1個か2個どまりになってしまい、クチコミ効果は全くないという事が言えます。
そして、クチコミ効果が全くないにもかかわらず、あなたは友達の信用を喰いものにしてしまっていますので、あなたにはデメリットしかありません。
恐ろしいですね・・・
これでは、とんだロクデナシになってしまいます。
NekoLink講座でも、友達は優秀な営業マンなどと書いていますが、そうのようなことを言う時点で間違っています。そんなのは、ただ金儲けをしたいだけの人の発想です。友達はお客さんでもなく、営業でもなく、友達は友達です。
友達に商品をあげるのは、日頃の付き合いへの感謝のため、自信を持って作り上げた作品を喜んで使ってもらいたいがためにあげるんでしょうが。
Nekoさん、クリエイターの善意が誤解されるような事言うのはやめてくださいね。
ということで「商品をあげるから宣伝してね」なんて言わなくていいんです。
友達には、ただあげればいいんです。
友達がその商品を気に入ってくれれば使ってくれます。
気に入って使ってくれて、それが他人の目に留まるほどクオリティが高いものでありさえすれば、それが自然とクチコミにつながるんです。
だから余計な事を考えずに、ただひたすら商品のクオリティを追求していればいいんです。
友達に作品をあげる時は、対価を求めてはいけません。作品そのもので勝負しましょう。
-まとめ
クチコミというのは、商品クオリティが優れていて初めて発生します。
また、他店よりも優れた点を持った商品を提供できるお店は、クチコミ上非常に有利です。
SLでの主要な宣伝力を持つのがクチコミですから、まずはクオリティ、そして他にはないアイデアをなんとかひねりだす事で、自然とあなたのお店は活路を見いだせるようになるでしょう。
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- SLの現象を説明する時に、とても使い勝手のいい概念だと自画自賛していますw [↩]
投稿日時
2009 年 4月 28 日 - 12:00 カテゴリ: SLショップ講座.
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さざびー 2009 年 4月 28 日 - 16:39
私は商売人ではないですが、大変興味深く読ませて頂いております。
ちょっと気になりましたので、少しだけ書きます。
疾風さん、Gonbeさんともに
『友達を宣伝に利用するのは以ての外だ』
という部分で同じ意見のように思えました。
ですが、疾風さんは記事内に
『商品のクォリティが高ければ、頼まなくても口コミは自然発生する』
と書いてますよね。以下の部分です。
—以下引用—
友達がその商品を気に入ってくれれば使ってくれます。
気に入って使ってくれて、それが他人の目に留まるほどクオリティが高いものでありさえすれば、それが自然とクチコミにつながるんです。
—ここまで—
つまりは口コミが自然発生するほどのクォリティを目指していく、目標にしていく、ということですね。
そうすると、”友達には商品を売らずに配るという行為”の最終到達点の理想形は
『商品のクォリティが高いため、友達が気に入り、身に付けてくれたことにより、
ブログ等で宣伝(意図的な宣伝行為)しないのにも関わらず、その友達を起点に口コミが自然発生すること』
であるといえますよね。
Nekoさんと疾風さんの違いは、
『宣伝行為を依頼する』か『宣伝行為の自然発生を期待する』
という違いですよね。
口コミの自然発生を期待して商品を渡している時点で
『友達を宣伝に利用している』
という風に思えますが、如何でしょうか。
最終的な部分ではNekoさんと同じように思えます。
宣伝を依頼せず期待するのが、クリエイターの善意ですか?
ちなみに商品を友達には売らずに渡すという行為自体には
友達同士であればごく自然なものだと思います。
悪いこととは思わないし、否定もしないです。
もらえば素直にうれしいし、気に入れば身につけるし、
ブログのネタにもするかもしれません。
ただ、今回のエントリの中で
”友達を宣伝に利用するなんてとんでもない!”
”私たちはNekoさんとは違うんです!”
と、力説されているのがすごく矛盾というか違和感を覚えました。
何度か読み返したのですが、上記のような理解となりました。
ひねくれてますかね?可能であれば補足をお願い致します。