(SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(23/47)

4.なにはともあれ、まずは商品クオリティ

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物作りをしている以上、あなたも自分の商品には並々ならぬ自信を持っている事でしょう。
でもちょっとまってください。
その商品、本当にハイクオリティですか?

4-1.目を肥やそう

いやいや。
「その商品、本当にハイクオリティですか?」というのは、別に侮辱してるわけではないんです。
自分がハイクオリティだと思っている物が本当にハイクオリティなのか、自分で客観的に判定できなければ、本当にハイクオリティな物を出しているとは言えませんよね?

-世界を見渡せ

さあ、そこでです。
自分の商品が他の大半の物よりもまさっているかどうかは、他の競合商品をいっぱい見ておかなければいけません。
当然ながら、あなたが相手をする市場は世界市場です。という事は、世界中の同業他店を見て回っていなければ、自分の商品がどのレベルのポジションにいるかも判断できませんね?
海外のお店、見て回ってますか?
あなたの目は肥えてますか?

自分の商品は「他店のあの商品と比べて、ここが負けている」と、素直に認める事ができますか?それができて初めて、自分の商品を客観的に見る第一歩を踏み出せます。
そして、客観的に見た状態で、世界の競合商品のほとんどを凌駕するクオリティだと判断できれば、あなたの商品は初めてハイクオリティ*1だと言えるのです。

-技術があるからといってハイクオリティとは限らない

よく、SLを始めてからいきなり物作りを始める方がいますね。
それはそれで悪くないんです。もちろん。
いきなり物作りを始められる。そう。素晴らしい。
しかし、できあがった物が、インワールド内で使う上で必ずしも使い勝手が良くて、クオリティが高いというわけでもない場合が多いと感じます。

以前、こんな事がありました。
知り合いの知り合いが会社としてSLに参入する時に、建物を建てられないので、SIM管理会社から委託を受けた建築物製作チームに3ケタの金額(もちろん万円です)を支払って、上物を建ててもらいました。
私も見てきましたが、できあがった物はガラスやコンクリ打ちっ放しを多用していて、「RLにあるのならば」なかなか良さそうな建物でした。最近の建物ってこんな感じだよねー的な。
しかしインワールドでの構造自体は、何のヒネリもなく、ただ設計図のまま組み上げただけ。
壁のテクスチャもノッペリしてるし、やたらプリム数を使っているので、土地には残りプリムが1ケタしかない有様。
もうひどいもんです。オシャレな建物というよりは、どちらかというと刑務所のような。
どうみても1500円より高い建物には見えません。はっきり言って詐欺ですよ詐欺。
そのSIM管理会社はSIMを縮小するハメになっていましたが、身から出た錆びというものです。
あんなことしてたら、そりゃ日本のSLブームだって冷え込むでしょうよ。

こういった事例は、インワールドでどうやったら綺麗に見えるのか、どうやったら使い勝手が良くなるのかまで考えて作らなかった結果です。
ただの自己満足なんですね。

ここ大事です。
自己満足で作るんだったら、タダで友達に配って「こんなの作ったんだよ-」って見せびらかせばいいだけですよね。
他人事ではないんです。
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  1. もっとも最初からハイクオリティの物が作れるわけではありませんので、まずは現時点での全力を出し切って作りましょう []
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(SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(23/47)” への1件のフィードバック

  1. 疾風 のコメント:

    :::::Gonbeさんの場合:::::

    **** ご参考まで ****

    昨年有る人がGonbeに弟子入り志願で来ました。
    その人は猫を造りたいと言います。
    正直言ってこの時点で、「何故猫?ペット業界で最も競争の激しいのが犬と猫なのに。。。」と思いました。
    余程特長が無い限り、猫で売れる商品は難しいのです。
    どうせならミーアキャットにでもして欲しかったですね。^^;

    でも、猫が好きで、どうしても「自分の猫を造りたい」と言うので、
    「じゃー作ったものを見せて下さい。もしモデリングが良ければ、動くようにスクリプトを組んであげますから、共同制作品として販売しましょう。」とGonbeが言って、作ったものを見せてもらいました。

    正直言って、とても商品に出来るレベルでは有りませんでした。
    そこで、アドバイスをして再度モデリングから取り組んでもらったのですが、結局は挫折してしまいました。

    Gonbeが相手にしているショップは、SL世界でもトップクラスのペットショップです。
    そう言うところと競合して競っている訳です。
    ですからGonbeブランドで販売すると言う事は、そう言うブランドと競う事になりますから、相当ハイレベルな物で無いと販売することすら出来ないのです。

    とは言っても、彼には彼の個性があるので、もう少しだけ調整すれば、それで商品化しても良いところまでは行ったのです。
    既にそのネコ用のスクリプトも用意していましたし、後は微調整して持ってきてくれれば。。。と思っていたのですが、どうやら彼はそこまででもう飽きてしまったようです。^^;

    まあ、結局はそう言うレベルになってしまうのでしょうね。
    非常に残念ではありましたが、やはり売れる商品を作るには、根気が大事です。
    何度失敗しても、何度作り直しても、とにかく自分の描く物を完成させきると言う強い気持ちが無いと、トップクラスのクリエーターにはなれません。

    ちなみに彼が最初に持ってきた物は、L$50でも売れないだろうと思います。
    我々が目指したレベルはL$500の猫です。
    L$500で売れる猫を作るのは、正攻法では並大抵のものでは有りません。

    でも、モデリングさえ特徴的で面白味があれば、十分にチャンスは有ったのですけどね。
    あ~ちょっと残念だったな。^^;

    ********************

    Gonbe Shan
    SecondLife店舗:Aquashop Gonbe

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