(SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(28/47)

4-4.ニッチ市場を狙え

目は肥えました。売れ筋もわかりました。お客さんのために物作りをする意志もあります。
これまで書いてきた事は、世界中のトレンドを知りましょう。お客さんのために作りましょう。妥協しないで物作りをしましょうというお話しでした。

-トレンドに乗らない所にチャンスはある

トレンドを知ることは大事ですが、トレンドを追求しろというのではありません。
あなたのお店には、あなたのお店の方針があることでしょう。
その方針の範囲内で、他の同業他店のほとんどを凌駕する物作りに挑戦すればいいんです。

確かに、トレンドに乗ればそこそこ売れるでしょう。しかし、トレンドに乗るというのは、言い換えればただの後追いでしかありません。
トレンドに乗った商品というのは、それだけでも過当競争になる分野です。
トレンドに人が集まるため、逆にトレンドに乗らないという事だけでもかなりリスクがあります。
リスクがあるから誰もやりたがらない。
だからこそやる価値がある。私はそう思っています。

-ニッチ市場は知名度を上げられる場所

誰もやりたがらない分野というのは、ニッチ市場である場合が多いです。
ニッチ市場とはいえ、全SL人口の多さから考えれば、かなりの人数が欲しがるものでもあるわけです。

H2Lは2007年にShunを発売しました。
いまでこそメンズヘアは色々ありますが、当時、まともなメンズヘアというのはほとんどありませんでした。
ないなら作るしかない、ということで、自分が欲しいと思う一番スタンダードなウルフスタイルを作って出した所、これが自分でもびっくりするぐらいブレイクしてしまいました。
メンズ市場はショートヘア主体なので、作りたがる人がほとんどおらず、ある意味真空地帯でした。そのため、しっかりしたメンズヘアを欲しがっていた人に受け入れられたのだと思います。
Shunはいまでは女性層に売れ続けています。面白いですね。

誰もやりたがらない分野でハイクオリティのものを出して、しっかり宣伝ができていれば、その分野を独占できると思いませんか?
宣伝が難しいって、そうでしょうか?
classifiedを正しく出していれば、他にほとんどない商品というのは、それを探している人にとって大変見つけやすいものです。
それに、いきなり効果の出る宣伝なんてそうそうありません。でも、その商品のクオリティが本当に高ければ、焦らずどこかのblogかなんかで紹介されるのを待てばいいんです。
需要がある分野であれば、そのうち大ブレイクしますので安心してください。
他にはないものというのは目立つし、クチコミにも乗りやすいので、その点でとても有利です。
そして、他にはないものを出す店。ということで、あなたのお店はオンリーワンになれます。

-潜在顧客層を見極めよう

いくらニッチ市場といっても、潜在的な顧客がいなければ話になりません。
どの辺のジャンルが品薄か、そのあたりも目が肥えていないと判断できないはずです。
また、ジャンルによっては、潜在顧客がいても需要が少ない場合があります。
特に設置型オブジェクトはその傾向が強いようです。

SLでメインの需要というのは、いうまでもなく着替え用のアイテム、つまりファッションですね。
女性用ファッションは激戦区ですが、逆に男性用のファッションは増えてきたとはいえ、いまだに女性用と比べると少数です。いい物となると、本当に数えるぐらいしかありません。
男性用ファッションは、RLでも華やかなのが少ないし、SLでも作っててあんまり楽しくないのかもしれません。男性用ファッション作ったことないのでわかりませんがw
そういった、他のクリエイターがなんとなく敬遠するような商品カテゴリが狙い目です。
もちろん作るのは大変ですよ?
簡単に作れる物は、他の人がすでにやっている競争の激しい分野だから、誰もやっていない分野でものを作るのが大変なのは当然です。

よく知られていないお店が、デビュー当初から競争過多の分野に挑戦するのは、戦略的にはちょっとまずいと思います。
ファッション系市場でオンリーワンになれた場合、RLの生活費ぐらいは楽に稼ぎ出せるようになります。そのかわり作るのは大変ですけどねw
みなさんも検索上位に出てくるclassifiedの広告費見てみてください。毎週あれだけ払ってなお利益を出してるんですよ。
まったく、世の中どうなっちゃってるんでしょうね。

ということでニッチ市場を探せとはいっても、売れ出した時に販売個数そのものを伸ばしたいのであれば、全体のパイの大きさを考慮すると、ファッションに関係するジャンルで挑戦しなければならないでしょう。

-まとめ

トレンドに乗らないリスクとメリット、どちらが大きいかというのはちょっと判断が難しいですが、私の経験から言うとメリットの方が大きいように思います。
なにしろ、ブレイクするのを待つ間に、遊んだり新しい作品を作ったり色々できますしねw
時間がある人はトレンドに乗った商品も同時に出せばいいんですが、私のように時間がないと、そんな贅沢も言っていられません。
ニッチ市場狙いはアイデア勝負なので、その分頭をひねる必要があります。しかし、頭をひねるぐらいなら、通勤電車の中でだってできます。時間がない方にはおすすめです。

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投稿日時 2009 年 5月 11 日 - 12:00 カテゴリ: SLショップ講座. コメントはこのRSSで購読できます RSS 2.0
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“(SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(28/47)”へのコメント 1 件

疾風 2009 年 5月 7 日 - 04:00

:::::Gonbeさんの場合:::::

*** ご参考まで ****

物造りの初期の頃のお話です。
まだスカルプが出始めたばかりの頃で、スカルプを使った商品も非常に少ない時期でした。
その当時にスカルプの魚を作り始めたのですが、最大の理由は「少ないプリム数でリアルな造形物が作れる。」と言う事です。

設置型の場合、プリム数は価格以上に重要な要素になります。
プリム数が多いものは、それが置けるだけの広さの土地が必要になるからです。
つまり土地の維持費までかかるような代物なのです。

当時の市販のウミガメやマンタは30プリム以上ありました。
リアルな造形にするためには、更に多くのプリムを使用しないとできない物だったのです。
本当にリアルなものは、軽く100プリムを越えていました。
そんなものはフリームーブで、自立運動などとてもさせられません。単なる置物が精一杯です。

Gonbeの作成したマンタは4プリム。ウミガメは5プリムです。
それでも多いと思いました。
理想は1プリムでしたから。

初期の頃にスカルプにチャレンジしていた人達の多くは、1プリムで作る事に拘った人が多かったと思います。
その中で、「造形的に無理があるならば、1プリムにこだわらない方が良い。」と判断して取り組んだのは、Gonbeがかなり早かったと思います。
それは、1プリムに拘るよりも、本来の目的とするものが、如何に美しく、自然に泳ぐかと言う事だったからです。
一番動かしやすい構造を主体に考えてモデリングするようにしました。

結果として、一つのモデル構造が完成し、その後多くの種類の魚が同じ構造、同じスクリプトで動くようになったので、飛躍的に商品が増えて、売上が増加しました。

何故なら、30プリムのカメ1つ分で、Gonbeの魚は6種類以上も泳がす事ができるからです。
同じ土地内で比較したら、その差は大きいでしょう。
しかも造形的な美しさでも、泳ぎの優雅さでも勝っていたのですから、ドンドンとシェアが入れ替わるのは当然の事でした。

トレンドと言う意味では、スカルプとフリームーブと言う最先端のトレンドの先駆者的な位置付けになりましたが、他よりも先んじる事ができたのは、皮肉にも他者がこだわった事を最初に切り捨てたからだと思います。

その半年後には、1プリムで製作するのでは無く、必要な部分に必用な数だけスカルプを使って作る事が主流となりました。
そして、以降はスカルプ製品がドンドンと増えて行くことになります。
今ではスカルプ使って要るのは当たり前ですからね。
でも、スカルプが必要無い物までスカルプを使うのは、けっして利用者のためにはなりません。
通常プリムの特性も理解し、必要に応じてマイクロプリム等も活用して作るのが今の主流です。

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Gonbe Shan
SecondLife店舗:Aquashop Gonbe

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