(SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(30/47)
-創造は模倣からはじまる
プログラムの勉強をする時は、他人のコードを読んでどのように組むのがいいか、考え方を勉強します。
デザインや絵も、模写から入る事があるでしょう。
全ての創造は、現在世界にあるなんらかの物に影響を受けています。
模倣は創造の基本です。
完璧に全てオリジナルというものはほとんどありません。あるとしたら、それは”創造”というよりも”発明”です。
完全な素人からいきなりクオリティの高い物が飛び出す可能性は限りなくゼロに近いというのは、皆さん同意されると思います。
RLデザイナーの人でSLでもブランド展開をされている方は、RLでの経験の下積みがあるからこそ、SLでもそれを表現できているはずです。
それでは、完全な素人の人がクオリティの高いものを絶対生み出せないかというと、そういうわけではありませんよね。技術とセンスは磨けば光ります*1ので、要するに勉強すればいいわけです。
試行錯誤も勉強の一つですし、本で勉強するのもアリでしょう。
その中の一つの手段として、既存の商品の研究があると思うんです。
-パクりではなく考え方を発展させる
参考にした物を丸々まねるのは、クリエイターになろうとするのなら決してやってはいけません。
参考にするのは、その物を作った人が、どのように考えて作ったかという「考え方」です。
既存の商品の中で有名なお店のものを買ってきて、よく観察してください。
そして、どの部分がどのように作られているのか、詳しく分析します。
観察と分析は超重要です。
観察についてはあとから詳しく書きます。
観察したものを分析したら、自分の手で再現*2してみてください。そうする事で、どのような考え方で作られた物なのか。という「考え方」がわかってきます。この「考え方」が積み上がる事で、クオリティの高い物を自ら生み出せるようになります。
ただし、丸々パクってはいけません。参考にするのは「考え方」だけです。
RLのデザイナーは、このような過程を「自分のフィルターを通す」と表現しているようです。
色々な「考え方」を自分の中に取り込んで、作りたい物を自分の中から生み出す時に、様々な「考え方」を組み合わせ、再構築して適合させて、新たなものを創造するわけです。
この過程は非常に抽象的なので、言葉だけではうまく伝わらないかもしれません。
なるほど、と腑に落ちるほど理解するには、あなたも実際に色々な「考え方」を自分の中にストックする必要があるでしょう。
- まずは最高峰のものを分析せよ
さて、全くの素人の場合は、分析対象を徐々にレベルの高いものに上げていくことで、無理なく「考え方」を学ぶことができます。
ですが一番最初に分析するものは、できれば最高にレベルが高いものを分析した方がいいと思います*3。
というのも、こういった分析・学習は、最高にうまく学んだとしても対象物と同レベルまでしかいきません。
その意味で、一番最初に高いレベルのものを見ていれば、それより低いレベルのものを分析・学習するのが楽になります。
これは何をやる時でもそうです。高いレベルを体験していないと、それよりも低いレベルでやる時に自分で無意識に限界を設けてしまうからです。
またマラソンの例で恐縮ですが、フルマラソンを息も絶え絶えで走った事がある人は、10キロのランニングはトレーニングとして成立します。逆に、たいして走った事がない人が、いきなり10キロのランニングをしろと言われると、そんなの無理と思うか、走ったとしても7~8キロぐらいでリタイヤするのが関の山でしょう。
これは極端な例ですねw
平たく言うと、高いレベルを知っている時に、低いレベルから学習するのは、単なるトレーニングです。
逆に高いレベルを知らずに、低いレベルを完遂しようとするのは、チャレンジです。
これは気持ちの持ちようがかなり変わってきますよね。
挫折をしないためにも、まずは自分が目指すべき目標そのものを先に認識しておいた方が、あとあと楽になると思うんです。
第4回で、日本人の売れないレベルのものを参考にしてもダメだと言ったのは、このことです。
まずは、凄いものはどこが凄いのかを認識する。という点から入っていくのをおすすめします。
それから何度も言いますが、パクらないように注意してくださいね。考え方を真似るのと、パクりは違いますよ。
-常に目を開いておく
常に観察するという習慣をつけましょう。
SLで物作りを始めると、無意識のうちに目に入るものをプリムで分割するようになるでしょう。
あの建物は何プリムでできるかなとか、この消火栓を作るとしたらココで分割すればいいか。のような感じで。
とにかく何でも観察です。
RLでも、SLの中でも観察です。特にRLでの観察は大事です。
歩く人を観察、街の看板を観察、看板の文字を観察、服のシワを観察、電車の中で観察、前の人の肌の見え方を観察、髪の揺れ方を観察、立ち方を観察・・・
なんでもかんでも観察して下さい。
同様に「目で見た感じ」すなわち「RLの物体のテクスチャがどうなっているか」というのも観察する意識を持ちましょう。
人間の目は選択的注意を持って物事を見ます。
視界には常に大量の視覚情報が入ってきますが、実際はその全てを見ているわけではありません。注意を向けた先のみ重点的に「視て」いることは、体験的におわかりになるでしょう。
雑踏の中でも好きな人の顔をすぐ見つけられるのも、この注目する部分を選択的に「視て」いるからです。
したがって、RLでのテクスチャ状態がどうなっているかというのも、普段でも目に入っているはずなのに、実際は「視て」いません。
「観察するんだ」と意識して初めて、RLのテクスチャ状態を選択的に「視る」ことができるわけです。
電車待ちの時でも、ホームのタイルのヨゴレ具合や、ビルの看板のレイアウトデザインなどを観察できます。
雑誌の一面広告や、新聞の折り込みチラシでさえ、レイアウトデザインの観察ができます。
同様に、目の前の人の服への光の当たり方、髪の毛の後頭部の具合、どんなアクセサリーをしているか、首に巻くストールのヒダの寄り具合はどうなっているか?などなど
RLのプロクリエイターはすでにそういう観察の訓練を積んでいますが、素人は「観察の訓練」を「習慣づける訓練」から始めなくてはなりません。
観察できる所は文字通り無数にあります。ボーッとしてると成長する機会を失います。
目を見開いて観察しても1分、ボーッと過ごしていても1分です。
時間を無駄にしないようにしましょう
過去記事ランダムピックアップ
Loading…
関連記事:
- (SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(39/47)
- (SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(36/47)
- (SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(9/47)
- (SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(34/47)
- (SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(33/47)
投稿日時
2009 年 5月 13 日 - 12:00 カテゴリ: SLショップ講座.
コメントはこのRSSで購読できます RSS 2.0
このエントリにはレスポンスまたはトラックバックが可能です。



































