(SL)疾風的売れるショップ講座的ななにか(35/47)

5-5.Tips

-リアルさ

一口にクオリティといっても、お客さんの層は千差万別ですので、好みも多岐に渡ります。
ここでは、「リアルさ」というクオリティを追求するという前提で書きます。

リアルさの対極にはアニメ調やパステル調など色々あると思います。
お客さんが求めるファッション系アイテムは、自分のアバターのトータルバランスを良くする事ですので、市場をよく見渡して、どの調子を選択するのかか考えましょう。

リアル調は激戦区ですが、売れ筋でもあります。
リアルさの追求は写真テクスチャを使えばいいというわけではありません。
私見では、写真テクスチャは下品*1だと思います。なぜなら、写真テクスチャを使えば誰でも同じような物を作れるからです。

それに、写真のテクスチャの色調は、リアルすぎてSLの色調から浮いてしまいます。
ファッション系では、アバターのトータルバランスが取れていないとおかしなことになるので、服を写真テクスチャにしたら、スキンも写真でないとバランスが取れませんが、写真そのもののテクスチャを使ったスキン*2は悲惨なことになりますので、洋服に写真テクスチャを使う事自体、クオリティのチョイスを間違えていると言っていいかもしれません。
プリムウェアや建物なども同様ですね。

ではどうするかというと、写真をベースに手書きでリファインするような感じになるでしょう。
フォトリアルスティックスキンのように、写真をベースにした場合、毛穴や細かいシワなどの「ざらつき感」や自然な影が、テクスチャのベタ塗りを防いでくれます。
このように考えると、一からテクスチャを起こす場合でも、自然な影や物体の表面のざらつき感が書き込まれているとリアルに見えるということが言えると思います。

あなたのお店がターゲットとする顧客層を考えて、どのくらいリアルにすればいいのかを加減してみてください。

-マンガのデフォルメは地味に使える

マンガはかなりリアルなものから、そうでないものまでピンキリですが、マンガの技法はSLで物作りをする場合かなり参考になります。
特に服やシェイプなどでは、漫画の作画講座などが参考になるはずです。
おすすめのサイトはこちら
http://www.asahi-net.or.jp/~zm5s-nkmr/index.html

「ひとかく」で教えられるのは、影や服のシワの付け方などですが、美しく見える人の顔のパーツ位置などの解説もあります。こういったものはシェイプ作りの時にも参考になるでしょう。
影やシワなどは服を作る場合大変重要です。しかもそのようなことを教えてくれる所は、そうそうありません。服を作る場合は参考にしてみて下さい。

-妥協

本当は妥協せずに最後の一ミリまで完璧に作れればいいんですが、物理的な限界や技術的な制約などで果たせないことも中にはあります。
ですが、仕方なしに諦めることも「これくらいなら気付かれないだろう」という予想を理由に、妥協しないようにしましょう。
なぜなら、あなたよりも目が利く人は必ずいるからです。それも、ごまんといます。
そういった人が、あっさり妥協した箇所を見ると「ここ手抜きしやがったな」という事になります。

また、誰にも気付かれないとしても、自分だけは手を抜いたことを知っています。
頑張らずに諦めて放置した箇所は、あなたがその作品を見るたびに目につき、恥ずかしくなってくるものです。
ですから、どうしても妥協せざるをえないとしても、できる限りの対策を立ててから、これ以上はどうやっても無理という所まで頑張って、そこでやっと妥協するようにしないといけません。

悪く書けば「なんとか欠点をごまかす」となりますが、目が利く人が見れば「ああ、頑張ったけどこうなっちゃったんだな」という事が分かります。

つまり、同じ妥協をするにしても、アッサリ諦めるのと、できる限りやってから諦めるのとでは、お客さんの印象が180度変わるということです。
妥協した箇所が、より多くの人に肯定的に見られれば、それだけ売れるように(正確には、売れない理由を減らせるように)なります。

諦めたくなっても、最後まで粘って頑張りましょう。
最終的にクオリティは、どれだけ頑張れたか、どれだけ根気強く突き詰めたかで決まってきます。
たった一つの欠陥が、全てを台無しにすることもあります。
ですから、最後の最後まで頑張りましょう。
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  2. フォトリアルスティックスキンではなくて、写真そのものを貼り付けた場合ね []
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