暇になった~
全速力で仕事をやっつけた後はいつも脱力感があるんだけど、今年は年末前に終わったので抜け殻感がひどい。
頭はトップギアに入ってるのに、やることがねぇぇぇぇ
ということで、手を付けかねてたスケジュールがらみの環境改善に着手。
そもそもうちは家族3人だけでやってる零細自営業で、3人とも担当先を持っていて、かつ店番も必要だから、3人しかいないのにカバーすべきポジションが4つあるという状態。
で、一人一人が好き勝手にスケジュール組んだら、気がついたら店で撮影の予約が入っていた。なんてことになるとシャレにならないので、スケジュールを入れたらほぼ即座に反映されて、そこを見ればどこが安全な空き時間なのか一目でわかる必要がある。
という事をふまえて。
これまではCLIEを使ってeasy sync(だったかな?)を利用して同期をしてたんだけど、予定の件数の上限を超えちゃってどうにもやりくりがつかなくなりCLIEを使わなくなった。
そこで代替手段をなんとか探して、Zakuraという半分SNSみたいなサイトを使って、3人分のスケジュールを同期していた。
ここは携帯からもアクセスできたんだけど、ログインのステップが必要で、なおかつ重い。
使いづらいなー。と思いつつ、しかたないから使っていた。
そんなある日、現実逃避でwebをプラプラ歩いてたら、googleがカレンダーサイトをやっていて、カレンダー共有が可能、さらにiCAL形式やらXML形式やらでのインポート・エクスポートも可能というのを知った。
んで、突っ込んで調べてるうちに、これは使えそうだぞという事がわかってきたけど、時はまさに繁忙期ど真ん中。
いろいろ調整付けるのも面倒だったから、放置していたというわけ。
それで暇になったので、本格的にgoogleカレンダーに移行することにした。
テストで使い始めてみると、スケジュールの共有は鼻水が出るほど簡単だった。

共有したい相手のIDを共有許可にするだけで、相手のカレンダーに表れる。
自分の仕事用の共有するスケジュールと、共有しないプライベートのスケジュールを2つ作っておいて、画面には一緒に表示することももちろん可能だ。
なんという手軽さ。
ユーザインタフェースも相当洗練されていて、なかなか使いやすいのもいい。
ということで、スケジュール機能が使えるのがわかったので、まずは及第。
次にモバイルでのアクセシビリティを重点的に調査する。
デフォでも携帯からアクセスは可能だったが、どうもいまいちだった。
googleはネームバリュー抜群だし、ユーザーの裾野も広いから、サードパーティー製のユーティリティも整っているだろうと踏んで探してみたら、なかなかいいものがあった。
Google Calendar Mobile Gateway(GCMG)
TAKE24/7
どちらも携帯からgoogleカレンダーを閲覧する仕掛けだ。
GCMGの方が軽いらしいので、こちらを試す。
GCMGでgoogleカレンダーにアクセスをすると、認証コード込みのURLでアクセスできるので、ログインのステップが不要なのがいい。
アクセスする1ステップだけで、さっとスケジュールが出てくる。
うん。これはいい。
ただ、i-modeからのネットへのアクセスが遅いので、客観的に見て非常にスピーディーとはとてもいえない。
外出先でスケジュールを調べる時は、取引先の人に「いつ空いてる?」と突っ込まれて参照する事が多い。悠長にアクセスしてる暇はないのだ。
ということで、GCMGはひとまず置いておいて、iアプリで何か無いか探してみた。
有償版でしか同期はできないが、jigブラウザのプラグインでjigスケジューラ for googleカレンダーというものを発見。
早速課金してテスト。

見た目もわかりやすい。
それに同期なので、すぐ必要な時に悠長にgoogleへアクセスする事がない。
これはいい感じ・・・
と思ったが、iアプリの起動おせええええええええええええ
お前ちょっとそこに座れと。
もうちょっとよく考えて作れと。
なにせ、元々はフルブラウザのアドインという形なので、まずブラウザを起動してからアドインが立ち上がる事になる。
ブラウザなんかいらないんだよー
スケジュールだけの単体で出してくれよー
まあ、遅いといっても数十秒なんだが。
だったら、取引先の建物に入る前に起動しておいてから、携帯を閉じて持っていけばいいか。
と、思ったが、それだったらGCMGでも同じだ。
しかもiアプリは消費電力が高い。
うーん。
一長一短だこれは。
そこで、もうちょっとしつこく調べてみることにした。
同期・・・同期・・・
そういえば、iPod Touchのアプリでなんかないかな。
と、探し始めたところ、iTunes storeにさいすけというアプリを発見。
良さそうじゃんと思って評価をじっくり読んだところ、スケジュールが表示されている1ヶ月単位でしかシンクできないとな。
つかえねぇぇぇえええぇぇぇえええ
おまえちょっとそこに正座しろと。
スケジュールのシェアウェアでそれはないだろと。
バージョンアップで解決済みなのかもしれないが、試用する気にもなれなかったのでパス。
うーん。
同期・・・同期・・・
あったあった。
Nemus Sync
おお。これは標準のカレンダーに同期してくれるのか。
キタ!これでかつる!
さらにつらつら突っ込んで調べると・・・
Jail Breakが必須という事らしい。
Jail Breakってなんぞ?
どうやら、PalmOSで言うところのHackと同じ感覚のもので、平たく言えば非公式アプリをインストールして走らせる事ができるシステムツールらしい。さらにAppleの保証を失う自己責任ツールという位置づけのようだ。
iPod Touch/Phoneには複数のファームウェアバージョンがあり、それぞれのバージョンに対応しているJail Breakアプリでないとハックできないらしい。
これはめんどくさい。
おっちゃんもなー、トシとってなー、あんまり冒険する気にならへんねん。
これは最後の手段として取っておこう。
形式的にはシンクはできることはわかった。
だけどJail Breakをせずにシンクできる方法があるはずだ。どこかに。
ということで、さらにしつこく調べる。
うーん・・・
同期・・・同期・・・
お・・・
あったーーー
NuevaSync
これはどうやら仕組み的にGCMGと同じで、NuevaSyncがgoogleカレンダーからデータを受け取り、変換してからiPodのExchangeに渡して同期するというサービスらしい。
しかも無料。Jail Breakいらず。
GJ!(´∀`)b
手順的には上記サイト通りにすれば、簡単に実現可能。
ファームウェアバージョンが2.0以上である必要があったので、早速アップグレードしてテスト。
速い!美しい!

うーん。実に素晴らしい。
難点といえば、データ収得をプッシュのままにしておくと、電池のヘリが早いということぐらいだけど、これは設定で1時間おきのフェッチにすれば解決。
iPodをさっと起動して、ポチッとカレンダーを起動すれば、一瞬で同期されたカレンダーがずばばーんと出てくる。
しかも、iPodで書き込んだ予定もフェッチのタイミングで勝手に同期してくれて、web上に反映される。
嗚呼素晴らしき哉てくのろじぃ
このサクサク感はPalm時代に匹敵する。正統な上位進化版的な使い勝手と言ってもいいかもしれない。
うちのスタッフである社長と弟に、こんなことできたZE
と見せびらかしたら、二人とも色めき立って速攻iPod買いにいったw
あ、いま帰ってきた。
というわけで紆余曲折の結果、NuevaSync+iPod Touchという環境に収まったのでした。
次は、取引先で使えそうなビジネス風のケースがいるなぁ。
これ
RT-T1LC1/B
か
DLO HipCase for iPod touch
これかなぁ。
iPot Touchは1stと2ndバージョンがあって、これからTouch買う人は2ndなので、ケースの対応には注意ね。
革ケースで、液晶面のフラップに強度があって、ストラップまたはそれに準じるホールド補助の機構があって、なおかつかっこいいケース(←超重要w)誰か知ってたら教えてください(・∀・)
ちなみにiTunes storeを見ててびっくりしたのが、産経新聞のアプリ。
クリックで拡大
なんと当日の紙面全てを無料で読める。
普通の人なら真っ先に見るであろうラテ欄もちゃんと見れる。これは驚きだ。
レビュー欄にも、本当に無料でいいの?とか、素晴らしい英断!とか絶賛の嵐。
無線LANなら3,4分でダウンロードが全部終わるので、出勤前にダウンロードさせておけば電車の中で読み放題。拡大縮小し放題w
海外で働いている人も日本の新聞いつでも読めるっていいよね。
もうアサヒとか毎日とか読売とかいらんねw
その他にも、iPhone効果なのか様々なアプリが登録されていて、iPod Touch/PhoneはPalmの代わりにいじって遊べるデバイスに化けたと言えるだろう。
ユーザの裾野の広さを考えれば、Palmを完全に超えたかな。
安い買い物ではなかったから、使い倒したいと思う。
面白いよ。